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雹害

5月にはいり牧ノ原台地の新茶の摘採が中盤を迎えた頃、「降雹」があった。「降雹」は、その特徴から全域に降るものではなく、雷雲の通り道に限定される。「降雹」のメッカ長野県の農業試験場に回避の方法を問い合わせたものの「運が悪かったと思って諦めるしかない」との返事。

しかし、「降雹」の被害を受けると新茶の芽が傷つく。ひどい所では、茶葉が脱落して、茎だけになる場合もある。それだけなら良いが、傷ついた葉は、そこから発酵が始まり、茶園の中に入ると著しい発酵臭が漂う。これをすぐに製茶すると、味・香りとも著しい低下となるので、被害園では3~4日、そのままおいて摘採作業に入る事になる。しかし、3~4日経過した茶園では異臭はしないものの、傷口が赤茶けた葉が残り、それが茶の品質を下げるので被害は深刻と言わざるを得ない。

被害区域がどの程度かは、はっきりした事は解らないが、生産者がその後、持ち込んだ「荒茶」でその様子をうかがい知る事ができる。

「降雹」被害は、決して生産者のせいではない。誰が悪いのでもなく、天災だ。

P1010825 荒茶の審査時に見られる「降雹」の被害。

赤茶けた葉が随所に見られる。

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