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茶樹の害虫「ナガチャゴガネムシ」!

茶樹の害虫「ナガチャゴガネムシ」が交尾の時期を迎えている。
ナガチャコガネムシの幼虫が茶樹の根を食害する。
現在は成虫の時期であり、茶の樹には直接の被害はない。
しかし、現在の成虫が交尾をして、その卵が孵化した後の幼虫の第1世代、第2世代が秋口にかけて根を食害する。
茶園毎に密度が違う為、ホルモントラップを使用したり、交尾している所を素手で捕獲する。
下の写真は、我が社の指導部長が、昨夜午前0時頃にかけて、素手で1,000匹を捕獲した。
ホルモントラップは雄の捕獲が中心になるので、交尾中であれば、幼虫の密度低下に役立つ。
あまりに密度が増えた場合は、有機リン系の薬剤を土壌灌注しなければならない。
大変な作業だ。
しかし、下の写真・・私が見る限り「旨そう!」
そうです、「揚げ塩落花生」によく似ているのです。
オリーブオイルで、揚げれば「絶品」?!
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ひさしぶりの晴天!

雨により二番茶の摘採作業が遅れ気味だ。
一番茶の凍霜害を受けて、遅れた茶園の摘採作業が、やっと半分程度の進捗。
暖かいというよりは蒸し暑い湿度の高い状態が続くと、日増しに茶葉の硬葉化が進む。
硬葉化が進んでも、絶対量が少ない為、価格は高めに推移している。
我が社では、二番茶はあまり購入しないが、契約農家の生産物は買い取らなければいけないので、
気が気ではない。
病害虫の発生も遅れがちだ。これは、気象要因と深く関係がある。
やっとカンザワハダニが出現しだした。
二番茶摘採後には、病害虫防除に精を出す日々が続くのだろう。
今朝の富士山は実に美しかったので、掲載する。
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二番茶が始まりました。

二番茶が始まりました。
一番茶が高値で推移したので、当然二番茶も高値かと思っていたところ・・・意外です。
価格が安く始まりました。
原因の一つは品質の低下です。
一番茶が凍霜害に影響された為、茶樹が傷んでいます。
「遅れ芽」「鳶芽」が混在している為、芽が揃わず、これを揉んだ茶は著しい品質低下となります。
つまり、一番茶の「遅れ芽」は硬葉化が進んでおり、本来の二番茶の中に混在する事により、茶の品質を低下させます。
茶工場によっては、この「硬葉化」した葉を取り除く装置が装着している機械もあり、それらをフル稼働させていますが、今ひとつ人気がありません。その結果が価格に反映されます。
また、二番茶以降の茶葉を原料とする、大手ドリンクメーカーは、危機管理上、2年間ほどの在庫を持っているので、
今年のような作柄を悪い年には、購入を控えているとも言われています。

また、牧之原市はアカウミガメの産卵地でも知られておりますが、今朝、初上陸・初産卵が確認されました。
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キツツキがヘビに・・・・

昼過ぎに我が家のキツツキの「ケンちゃん」の巣穴の下に行くと、大きな「アオダイショウ」が木の又の所で休んでいた。体を見ると腹の所が膨らんでいる。
巣穴を叩くと、普通なら飛び出してくる筈のキツツキが出てこない。
「食べられてしまったようだ」
キツツキの巣穴は丸く小さい。ヘビに首をつっこまれたら最後、逃げ場が無く、食べられるしかないのである。
ショックだ。
親鳥が巣から離れていた事を祈るしかない。

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茶の害虫ナガチャコガネムシ!

茶樹の害虫「ナガチャコガネムシ」の発生の時期だ。
先般書いたように「トラップ」を仕掛けて発生状況を確認している。
この虫は夜行性で昼間は飛んでいないが、夜になると交尾の為、雄が主に飛ぶ。
昔は「網」を持って、調査していたが、現在はトラップにフェロモンを入れて雄を誘引する。
雌も飛ぶが、雄ほど飛ばない。
捕らえてみると・・・なんだか「旨そう!」油がのっているピーナッツのようだな。
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茶農家の所得・・・!

お茶というものは、一般的に消費者が消費する時には、100g○○円という形で販売されるのだが、元はと言えば、茶畑の茶の芽を摘んだものだ。
それを蒸熱加工して、揉みながら乾燥させ荒茶が出来、その後、選別や異物除去、そして更に乾燥させて、不活性ガスを注入して製品ができあがる。
非常に手間のかかる工程を経て作られる。
茶の新芽は、芽の柔らかいうちに摘採したものが、価値が高く、芽の伸張に従って、価格は下落してゆく。
成分から言えば、茶の旨みの成分である「テアニン」が、根で合成され、それが新芽に集積した後、光分解で、芽の伸張とともに少なくなってゆくというメカニズムで、テアニンが最大の時・・過去の経験上八十八夜が最大とされる・・に摘み採ったものが最高級という所以である。
下記写真は、「茶の生葉」の買い取り価格表である。
どういうわけか「協定価格」と言って、周辺工場が、相談して買い取り価格を決めているのである。
自由競争の世の中で、あまり好ましい体制ではないと思うのだが、「公取」に苦情を申し立てる農家もなく、現存している。
茶の生葉は、水分含有量が多く、荒茶の販売価格から、工賃等を差し引いて支払われる。
最近は、工場もオートメーション化になり、工賃が高くなっている。
昔は、だいたい5:1と言って、荒茶が5,000円/kgで販売できたら、生葉は1,000円程度の計算だったが、現在では
12:1くらいになっているという。同じ計算からすると、この場合生葉は400円ほどにしかならない。
10a当たりの勘定にすると、平均600kgの収穫量とすると、昔は60万円の収入になったが、現在では24万円にしかならない。
10a当たりのコストは、肥料・農薬代で10万円~15万円。摘採機などの経費が5万円。畑総と言って灌漑設備の負担金などを差し引くと、ほとんど残らないのが現状だという。
で、我々問屋がもうけているかというとそうではない。茶価が下がった分は、小売価格に反映する。
つまり、消費者が同じ金額でお茶を購入した場合、昔と比べると格段に美味しくなっているのである。
美味しくなるという事は、当然、購買単価が下がるわけで、我々も同じように苦しいのである。
つまり、全てのポジションで「競争原理・市場原理」が働いているのに、生葉の協定価格という市場原理が働かない部分は、農家を疲弊させているかもしれないのである。
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榛南の自然!

もうすぐ2番茶が始まる。
農薬も散布規制がかかって、静かな茶畑を迎えている。
今年の新茶は大規模な凍霜害を受けたが、各地でも、梅・桃・柿等の果樹類の減収が予想されており、農家は苦しい環境に立たされている。
一方、我々の住む牧之原市は、漁業も盛んだが、今年はカツオは4割少なく、シラス(チリメンジャコ)の漁獲も振るわない。
一昔まで盛んだったアワビ漁も今では影を潜めている。
色々な複合要因により、「海」が死につつあるからである。
アワビの餌となる「海藻」も絶滅の危機だ。平成16年に政府が策定した「静物多様性国家戦略」の中に「ひとかたまりで日本最大の8000haに及ぶ日本最大の藻場」が、この沖にあったのである。
それが、全滅。原因は、海流の変化、海の汚染、温暖化、原子力発電所の温排水、アイゴによる食害・・と色々と言われて回復事業を行っているが、一旦なくした自然は、そう簡単には戻らない。
写真は先般行われたシンポでの漁協による漁獲高の推移表だ。
全滅という言葉が良く似合うグラフだ。
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二番茶がもうすぐ始まります!

大規模な凍霜害にあった一番茶も終了して、もうすぐ二番茶が始まります。
御前崎市南部では6月8日からの操業を予定しており、10日頃から本格的に始まります。
ただ、一番茶期に凍霜害の被害園では、その後の茶園の管理に時間がかかり、20日頃になると予想されています。
さて、この時期の茶園の害虫である「ナガチャコガネムシ」の防除時期が始まります。
「ナガチャコガネムシ」は、茶樹の根を食害する害虫です。この虫がつくと、茶樹の樹勢が弱まり、著しい減収をきたします。

しかし、この虫は夜行性の為、実際の分布調査は、夜間に行います。たいへんな作業で、防除についても、薬剤の灌注になりますので手間がかかります。
今回、試験場からの依頼で、「ウインズパック」というトラップを設置する事になりました。ミサイルのような形をしていますが、この中に、フェロモンを入れて「雄」を誘因します。
肥料販売業者の中には、このトラップでナガチャコガネムシが防除できるような事を言って販売しているようですが、あくまで「雄」の誘因だけですので、防除にはなりません。密度を知る為のものです。
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一番茶と二番茶の狭間!

そろそろ二番茶が始まる。
一番茶が終了して、まだ1週間。
凍霜害にあった今シーズンは、茶畑によって差が出ている。
通常、1番茶摘採から40日~45日で2番茶が始まる。
早期のものは、6月10日頃から開始だ。
ただ、茶園の芽の生育状態がまちまちで、芽が揃っていないのが心配。
今朝、午前3時からのウミガメ巡回を終え、4時半に帰宅したところ、「キツツキ」ちゃんが、巣穴から首を出して、
外を見ていた。
「おはよう!」と声をかけたら、中に入ってしまった。
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